MINX 青山店 斉藤 直雄 『奇跡の再会』

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先月の夏休みでの
沖縄旅行のお話です

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沖縄の旅行で
2日目に慶良間諸島(離島)
渡嘉敷島の阿波連ビーチへ行った時の出来事

夕方、
散々ビーチで遊んで
いよいよシャワーを浴びてワゴン車に乗りフェリー場へ

そのシャワー待ちをしている数分前…

おじさんがシャワー室
脇のベンチで一人休憩をしていた

そのおじさんが身に付けている貝殻のネックレスがとてもカッコよく見えて
話しかけると

この海岸で拾った物だと言う

『あげるよ』って言われてネックレスを外しているおじさん

『悪いからいいです！！』と断るも
『いいから気にするな』と

半ば強引におじさんから貝殻のネックレスを渡される

そのまま
おじさんと話していると

なんでも年齢は70歳で
東京暮らしにリタイヤし、
今年5月に渡嘉敷島へ単身で来たそう

よくよく話を聞いていくと

なんと
地元(葛西)が一緒で
僕が物心つく前から育った町内に
おじさんも住んでいた

地元話で数分話した後
最後に挨拶してワゴン車へ乗り込むとき
おじさんの名前を聞く

名前を聞いて思い出した…

その町内の商店街で
小さなおもちゃ屋を営んでいたご主人だ！！

おじさんに訊ねると
『何かの縁だね』って

おもちゃのピノキオ…

幼少時代
それはそれは父親を連れていき、
必ず買ってもらうまで
帰らないというワガママ息子だった僕

まして
兄の同級生のお父さんでもあったおじさん…

もっと驚いたのは
東京に戻り兄と飲んでいてその話をすると

それこそ僕がまだ
記憶の定かでない頃
その町内の夏祭りで
おじさんに抱っこしてもらっていたと…

兄曰く

僕のことをとても可愛がり
おもちゃ屋でも
夏祭りでも抱っこしていたと…

僕はそれを聞いて

胸が締め付けられるような懐かしい気持ちになった

偶然なんかじゃない

この沖縄で大切なものを
思い出した…

人との繋がりや人としてのあり方
そして純粋な心

言葉では表せられない
この気持ち最高です！！

神様の図らいでしょうか？(笑)

沖縄で出会った
すべての方からの
おもてなしを

今度は僕がお客様へ
繋げていきたい

そして

来年の夏
渡嘉敷島にもう一度行こう！

おじさんが一年の間
元気に過ごしてくれてたらいいな

おじさんと泡盛を飲もう

30年という月日を越えた
再会に祝して…

おじさんありがとう

元気でいてください！

ありがとうおじさん！！

斉藤直雄